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銀行詐欺罪で起訴求刑された水原一平の現在を追検証する

執筆者の写真: 鹿村文助鹿村文助




早いもので

前回に水原一平のラグナ検証をしてからすっかり時が経ち

思っていたよりも法的措置の本格化は遅い結果だった



約4分間の音声で水原被告は大谷を名乗って銀行員と会話。20万ドルの送金についてやり取りしており「私は誰と話していますか?」「大谷翔平です」「詐欺行為が横行しているので弊社はオンライン取引を注意深く監視しています。この取引の理由は何ですか?」「車のローンの返済です」「受取人との関係はどのようなものですか?」「友達なんだよ」「直接会ったことはありますか?」「はい、何度も」などと答え、6ケタのコードを読み上げている。水原被告は大谷の口座情報を自分の電話番号とメールアドレスに変更することでセキュリティー対策を回避したという。
 同メディアによると大谷は水原被告の歯の治療代として6万ドルの小切手を切っていたという。


起訴の対象になった疑義の実態が上記の通り公開され

改めて水原の常習的な虚言と偽装の悪意が白日に晒された





重いギャンブル依存症と投機の原資を得るために平然と詐欺行為に出れる悪癖は

ナヴァムシャを射手座ラグナと仮定した場合にとても有意な根拠が示される



即ち

2室8室軸で相対し凶意を増幅させ続ける高揚の火星とアスペクトバックの土星であり

「凄まじい虚言と浪費」( 「スピーチ」の2室でラーフとコンジャンクトした高揚の火星 )と

2室へのアスペクトバックで「虚言・妄言を促す」ように働くマラカの土星が

火星の担う5室12室の象意と土星の担う2室3室の象意とを互いに損ない汚濁させている



火星は「6室の表示体」で強ければ争い事や競争に自信が出てくるようになり

土星は「8室の表示体」として他者から受ける抑圧や自分自身の暴力衝動の程度を意味する



両者はもちろん絡むべきではない



それらがコンジャンクトや相互アスペクトしていれば

ダシャー上のロードに関わったりダシャーそのもので巡った時に

過去の行いが因果となって報いを強いてくると言える





「月-ケートゥ-火星期」に入りやっと数日ほどの水原のナヴァムシャは

このようにケートゥのディスポジターになった月を火星土星の両方がアスペクトで傷つける



傷ついた月は「5室に住んだ8室の支配星」で

本人の強い意思( =5室 )が込められた言動にそもそも悪意( =8室 )が伴いやすく

月と相互アスペクトする定座の金星は「天秤座で定座するマラカ」であり

即ちその行いを容赦なく断罪する法廷の表示体になっている



前回投稿の中居正広氏のドレッカナと似た所見で

11室に定座するのがマラカだったり機能的凶星であると

それは「刑法の具体」となって働くようである

( 11室は「暴力」の6室から6室目でありマラカが定座すると凶意のハウスに様変わりする )





獅子座ラグナと見なしたラーシにおいてもダシャーの絡みは絶妙なほど合致していて

ケートゥのディスポジターになった火星は月のディスポジターでもある



こちらでも火星と土星は星座交換で強く結びつき

本来的に吉意あるヨーガ・カーラカの火星はマラカの土星や機能的凶星の金星に影響され

「穏当な善意の表示体」のように働く4室9室支配の火星が著しく悪意方向に退行させられる



心根にある奥深い情緒( 4室と9室 )が強く悪変したその火星が7室で定座並みに働くことは

「自分本位な悪癖を顧みない」という性格とそれに対する土星( 刑法の表示体 )の報いを示す





( 前回投稿記事 )



因みに前回のラグナ検証で

獅子座ラグナと見なした場合に「通訳という職業の根拠」をどう説明したかであるが

語学の才能が現れる「ケートゥと水星の絡み」に対し4室が星座交換で火星に励起されるため

実際に「スピーチ」の2室を支配した水星が語学の表示体のようになり

獅子座ラグナであれば水星が2室11室支配で一種の自営業を意味する所見にもなるからだ



10室の方を支配するのは金星だがそれは「マスコミ」を指し示す水瓶座であり

しかもそれは7室で10室の結果のハウスでもある上に7室は「未知の土地」( 海外 )も意味する



だから水原はアメリカのマスコミ相手に通訳として堪能な技能を常に披露していたのである





「周知の事実」を確かめうるドレッカナは

やはり主要なダシャーが正しく絡んだ結果で

ラグナの月は牡羊座に住んでケートゥも8室蠍座に置かれ

即ちそれらのディスポジターは火星である



火星が住んだ3室とは8室から8室目でその本質が実るハウスであり

「突然の出来事・物事の途絶」をもたらす8室支配のラグナロードが3室に住むのは

言うまでも無く今回の甚大な水原の自業自得を鮮やかに説明している



ラグナで月とコンジャンクトした太陽は5室支配で

こちらも10室から8室目に当たる5室を支配するため「物事の刷新」を意味しており

これまでの所業のほどが出る時にその報いが吉事であるか凶事であるかが決まる



「カルマの結果」を写し出すドレッカナにおいて

ラーフ・ケートゥ軸が2室8室軸で高揚しつつ土星に傷つけられて悪変し

やはり今生で隠し持った悪意を形にする宿望のような意図があった一方で

意外にも5室獅子座では9室12室支配の最良な木星が逆行しない良好な配置にもなり

今回の罪を償い切ってから晩年までを贖罪に尽くすという可能性も見て取れる





客観的な本人の立場が見て取れるダシャムシャは

ダシャー云々という以前にマハーダシャー・ロードの月が12室に住む単純明快な配置であり

絡んでいれば状況がより更に悪い結果となるが

現時点ではケートゥのディスポジターでもある月は牡羊座に住み

こともあろうに月のディスポジターの火星はラグナに住んだ12室の支配星で全く救いが無い



「どうすることも出来ず立ち往生する」といった悲運ド真ん中の沈潜状態に

水原はとうとう突入したのである



この一枚も今では遺影となった




ご愁傷様でした



以上

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