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執筆者の写真鹿村文助

かなりアブノーマルな自社従業員のチャート

更新日:2023年2月5日





現時点の自社で最も業務量の多い工場で新型コロナの陽性疑いを持つ従業員が出てしまった



従業員本人の感染というダイレクトな不安材料は初めてであり

営業実績保持が組織の存亡に直結する今は当該工場の職責者を助けるべく

些細な雑務も含めて私や常務や他店舗の元店長が応援に携わった



経営規模の縮小を断行し工場をいくつも閉所してしまってから

熟年者への処遇に正直かなり悩んだりした私には

皮肉にも「こんな活路があったのか」と不思議な納得感が日に日に増していった



一昨日(8月30日)も私は常務や旧工場長のS店長らと共に早朝時間からの勤務に加わってきた



同工場で製造した自社商材をトラック便に積んで隣県の営業所に取り次ぐ仕事を常務が担い

私は軽四輪で直に各お客様へ納品を行うドライバー業務を同工場の店長から依頼された



社長就任の数年後の時点で周囲の従業員から見た私はほとんど裸の王様だったろうから

むしろ私はこのコロナ禍のおかげですっかり「人生の断捨離」が進み

自分に出来る現場処理なら進んで手伝おうと思うようになった



そんな私の泥臭い素っ裸の決意を随分と妨げてくれた酷いニュースがある



納品業務に出て行くのに某店長から与えられた軽四輪は

コロナ禍以前に別店舗で営業車に使われていた15年モノのスバルサンバーで

私も常務と営業回りに使った思い入れのあるアンティークな一品だった







今日になり久々にその車両を遠くから見て私は絶句した




どこかで物損事故をしてそのままになっているようで左のヘッドライトがカチ割れていた



(※画像はイメージです※)



店長も含め相当に強行スケジュールだったその時は問い質す暇も無く

左目が割れてそのすぐそばのバンパーさえ凹んだままのサンバーに乗り私は納品に出発した



恥を投げ打って私はその車両でしっかりと国道を走って納品を済ませた

問題は忙しく理不尽な自社環境そのものではなく自社車両をこんな有り様にさせた従業員だ



午後になりバタバタの業務がやっと一仕切りしたので

私はその車両を自社工場敷地内の定位置に戻していると

近隣の店舗内営業所からトラックで某店長がちょうど私と同様に工場へ帰社してきた



感情的になり過ぎないよう私がそれとなくその「左目を怪我した」サンバーのことを触れると

むしろ堰を切ったように店長の方が勢いづいて私に事の次第を打ち明けてくれた



「 あ い つ 復 帰 し て き た ら ト ッ チ め て や り ま す よ 」



声高らかに宣誓してくれた店長曰く

“ あいつ ” とは冒頭で触れたコロナ陽性疑いのある従業員ということだった

(店長はそう話しながら自身が降りたトラックに付いた複数の擦り傷・打ち身傷を指差した)

驚きと悲しみと呆れとララバイが私の心でセッションを始めてしまい

本社への帰り道は「私に真の平和が訪れる未来」を見失わせる疲労感(悲老感)で満ちていた



そして本社に戻り

社内の事務連絡や日報を確かめていて大変な偶然にありつけたことに私は気を取り直した



ほぼ1ヶ月後の今月末に定年退職する総務部長から

私を含め後任者(S店長)に対する事務引継ぎのために最新従業員名簿が送信されてきたのだ



店長の称する “ あいつ ” の本名を無造作に探し当てると

私は乾いた心を刮目させラグナ検証を開始した



やはり今回も特徴的な配置を持ったチャートのためほぼ手こずらないで占断できた








ラーシで12室に惑星集中が起こってその中にラグナロードが含まれる配置も決定的だが

何より上記のダシャムシャはダシャーの配置が「最高に最悪」で救いようが無い



射手座ラグナで最悪の機能的凶星の金星はマハーダシャーロードで

アンタルダシャーのラーフは7室(10室の本質)を失う6室で高揚して両隣を凶星が挟み

火星はダシャムシャで6室以上に強い凶意を持つ5室(10室から8室目)で定座する



私が6年前にリースを組んだ900万円のトラックを何度も物損し(しかも会社に報告しない)

高額改修してでも乗るほど走りの良いサンバーを文字通りキズモノにしたアイツ先輩



ほぼ20歳も年下の上司(店長)とそれ以上も年下の私からこうして扱き下ろされるからには

これ位は劣悪な配置が揃っていなければおかしいのである





アイツ先輩は先月25日の時点でコロナ感染の疑いがあったらしいが

本人のラグナを山羊座と仮定した場合

ラグナの山羊座には「傷病」の6室を支配する水星と

「災難・寿命」の8室を支配する太陽がコンジャンクトしスーリヤ・ブッダを組み

そこにトランジットの土星が定座したままであり

生来的凶星のトランジットは定座するとダブルトランジットと同等の影響力を与えるはずで

おそらくは本人の健康に差し障る不意の経験が励起されたのである

(なおダブルトランジットは魚座にも起きており山羊座ラグナでは「寿命(の本質)」のハウスだ)



本人が山羊座ラグナであれば

今は6室双子座と9室乙女座にもダブルトランジットが生じる時で

「突発の体調不良によって働けなくなる」(山羊座ラグナの水星は7室10室から12室目)と言える



そしてまた







年齢的に本人はナヴァムシャのコンディションが主運となるのは確実であり

現在のダシャーの「金星-ラーフ-火星期」は

ナヴァムシャで見事に全てのダシャーロードがケンドラの位置関係になっており

ラーフのディスポジターが土星になってラーフには火星がアスペクトしたり

マハーダシャーの金星が住むラグナに対し

ラーフのディスポジターの土星が水星と星座交換して水瓶座から仮想アスペクトを起こし

職業運と関係する7室の象意を傷つけたり「マラカ」の2室の象意を励起している可能性がある



ラーフのディスポジターの土星が6室(病気)支配の水星と星座交換でとても強く絡み

土星が星座交換で11室に定座するかのように振舞って

ラグナ(肉体の健康)に住む金星に仮想アスペクトで機能的凶意を浴びせている所見が

どうやら新型コロナ感染という結果らしいのである




このほどの知らせを受けた率直な感想は「ああいった方でもコロナに掛かるんですね」である




(※画像はイメージです※)




アイツ先輩の最大の個性は「とにかく明るいカラ元気な態度」である

私も含めて周囲には賑々しく忙しそうに返事をし

お客様の方へ取り置いた什器(業務備品)を回収しトラックから荷下ろしする時も

すぐ近くを歩いていた私が驚いて飛び上がるような大声でわざわざ挨拶してきた



還暦を過ぎても顔まで日焼けしたレンガ色の肌で髪型は1㎝弱に刈り揃えた白髪頭だ



これでもう少し身体つきがイカツいようならボンタンを履いて鳶でもやっていそうだ

実際のアイツ先輩は中肉中背で年の割には痩せていて笑顔だけ見ると無邪気な好々爺である



明らかに若くない外見に比べ心持ちはいつまでも20代という印象で

悲しい哉その開けっぴろげな単純さが人間的な年輪の浅さになって哀愁の影を引き連れる



アイツ先輩の長所はそのまま短所になっていて

「何事も寝れば忘れるが悩み考えることが出来ない」ままの人生を続けてきたのだろう



私の相方にも何となく似ていると思ったが

アイツ先輩はもっと体育会系でその昔は不良の太鼓持ちでもやっていたような風情を感じる



こうしたペーソスなアイツ先輩の独り相撲は

7室支配の月が10室に住みその星座が天秤座で太陽を減衰させるサインであることが大きい



しかも月はアートマ・カーラカでもある



10室に住む星が10室の本質(7室)であるため

彼はイチイチ「毛色の違う」珍妙な言動で妙に悪目立ちしてばかりいる



月は金星が支配する星座に在りナクシャトラも木星が支配する「ヴィシャーカー」に位置し

自分の好き嫌いに従順で遠慮がなく開放的な性格を与えられるようである



この月に対しケンドラ・トリコーナでヨーガを組む惑星があれば

有意な才能と行動力が備わるだろうに

全く因果なことにアイツ先輩の月の両隣には星が無く4室目に水星が住むが

アスペクトは本当に全く生じない



即ちアイツ先輩の最大の特徴は数十人に一人も見られない猛烈なケマドルマであることだ



月から3室目の射手座に起きた異常な惑星集中が射手座らしい大仰な快活さを与え

なおかつそれは本来のラグナから12室目であり本来のラグナロードもそこに住んでいる



この土星には火星も伴い随分な癇癪持ちに見えるが

定座の木星が抑圧感情を浮ついた活気に変えている



これ以上クドクドと説明しても無意味な程アイツ先輩は社会性が薄く処世術が育っていない



12室に起きた惑星集中とは早い話が「引きこもり(ニート)」の所見であり

しかもアイツ先輩の12室は月から数えた3室目(趣味・習慣・低次な物理的欲求)に当たる



月の住むハウスとそのナクシャトラが本人を単に空回りさせているのかと思わせつつ

実際に彼は些末な物思いが心の片隅で誘惑をチラつかせ眼前の仕事に集中できないのだろう



風通しが良すぎて糸の切れた凧のようなアイツ先輩には脂下がった老害的な出来心が無く

私の会社を休む以前にも帰り際は「甲子園の録画を観るんですよ」と上機嫌だった



彼は若い頃にどんな青春を送ったのだろう



私より干支が二回りも上の相手がこんな夏休みの小学生のような性格のまま生きている

コロナ禍で経営が崖っプチであってもこうした出会いにはジョーティッシュの活路を感じる



最後に私がアイツ先輩のラグナを特定できた理由を追記し本稿の〆としたい





現行ダシャーの「金星-ラーフ-火星期」が有意に働いている分割図が見つかった



一般的な定義に「所有する車・乗り物運」という知見があるショダシャムシャだ



乗り物運を大まかに示すショダシャムシャに対しては

ダシャーの星同士がドゥシュタナの絡みをそのショダシャムシャで起こしていれば

即ち交通事故や物損事故の予兆になるからである



アイツ先輩の金星はラグナからは2室9室支配で月からは6室支配で8室に住んでおり

ラーフのディスポジターの土星はラグナに住んだ6室の支配星で

それだけでもチャート本人が不注意から事故を起こす恐れを指し示すが

ラグナの乙女座から双子座に10室目のアスペクトを起こすことで

ラグナロードの水星(知的能力・注意力)が間接的に傷つけられ

水星はそもそも火星とコンジャンクトし

その火星は3室8室支配で危険な事故の表示体である



乙女座ラグナで最も悪辣な火星がラグナロードと5室6室を傷つける配置が決定打だった



マハーダシャーロードの金星と土星の位置関係は4室目と10室目でケンドラとなり

ラーフのディスポジターが6室も支配した生来的凶星として分割図のラグナに住み

アンタルダシャーの生来的凶意が顕現する時である



それ即ち──







こういうことである




色々な意味で私の戦いはこれからも続いていく



以上

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