ペンシルベニア州は大統領選の接戦州の一つで、トランプ氏と民主党のジョー・バイデン大統領(81)の双方が重視している。15日から中西部ウィスコンシン州ミルウォーキーで開かれる共和党全国大会を前に、トランプ氏はてこ入れのために集会を開いていた。
「私が大統領を退任した頃、米国史上で最も不法移民が少なかった。史上最悪の大統領(バイデン氏)が就任し、何が起きたかを見てほしい」。バイデン政権の「泣きどころ」とも言える国境管理の混乱を批判していた時、突然発砲音があり、トランプ氏は右耳を押さえ、身を伏せた。
すぐに大統領警護隊(シークレットサービス)の担当者らが壇上に殺到してトランプ氏に覆いかぶさるように防護した。
今から8時間ほど前( 日本時間では2024年7月14日午前7時15分 )
ペンシルベニア州のバトラーという地域の演説大会で
演説中のトランプが何者かに銃撃された
右耳を銃弾がかすめたトランプは
ご覧のようにSPに囲われて退避を促される最中であっても
聴衆に向けガッツポーズのような強い意思表示を見せつけた
その瞬間のダシャー( デーハ・ダシャー )が
今現在ダブルトランジットを受けている蠍座に住むケートゥだったことは確実であり
プラーナ・ダシャーの土星から見たトリコーナの4室蠍座には
12室支配で最も弱いマラカの月が住んで4室にはラグナから火星がアスペクトバックする
獅子座ラグナで6室7室を支配した凶意の厚い土星が
12室に住んだ6室支配のマラカ( 隠れた居場所に潜む悪意 )として
6室( 受傷・他者からの暴力 )にアスペクトバックすることは
その土星が下位のダシャー( デーハ・ダシャー )で絡んだそのタイミングに
致命的なほどの事件や事故に巻き込まれる悲運を示している
ケートゥのディスポジターの火星は土星のすぐ2室目のラグナに住むが
デーハ・ダシャー・ロードのケートゥにアスペクトバック出来るラグナの在住星であることが
最も客観的な今回の凶事を指し示す配置の妙だと言ってよい
「第三者から見た経験そのもの」( カルマの結果 )を描いたドレッカナは
やはり当然と言っては不謹慎だがこのようにデーハ・ダシャーまで明確に絡んでいた
( 土星が10室目のアスペクトを起こす9室牡羊座に「災難」の8室を支配した木星が逆行する )
木星が逆行すれば12室蟹座の惑星集中は木星の逆行した位置から4室目になり
月が定座した蟹座は12室だが月自体をラグナにすると木星は月の10室目へと逆行するので
その位置関係で最も細微なデーハ・ダシャーまで時運が一気通貫の状態になったことで
今回のような「演説中の暗殺未遂」という結果を招いたのである
また
この九死に一生の悲運に見舞われたトランプは「銃弾が右耳を貫通した」と報じられており
医療占星術では右耳の部位は3室やその支配星で指し示される
第 3 室
耳( 右 耳)、 喉、 首、 肩、 上肢、 気管( 気道)、 食道 の 上部、 鎖骨、 手 の 親指 と 人差し指 との 指 の 間 の 部分、 夢、 心 の 不安定 さ、 身体 の 健康 と 成長
※( 医療占星術のエッセンス: 良くわかるインド医療占星術 ヴェーダ占星学 )より抜粋※
3室は天秤座でその支配星は金星であり
ドレッカナではやはり金星が12室蟹座の惑星集中に含まれて時運の励起に関わっていた
あらゆる吉事と凶事が予定された「運命のカレンダー」とも言えるシャスティアムシャは
木星と絡んだ双子座のケートゥのディスポジターの水星が5室山羊座に住み
そこで木星にアスペクトされると同時にその水星のディスポジターは土星になる
土星から見た5室目でトリコーナの絡みを生じる金星はそのままラーフケートゥ軸に置かれ
金星と5室目9室目の位置関係になって絡む土星から水星は6室目に住んでしまうが
水星は山羊座に住んでやはりそのディスポジターがマラカの土星だったことは
全く無意味であるとも言えない
( 以下より加筆増補 )
( 増補の内容を査読後に改めて修正@2024.09.01. )
「ありとあらゆる不可避の経験」( 不慮の災難 )を写すアシュタムシャを見てみると
2室水瓶座に住む木星がマラカになってラグナに逆行して7室で定座の月と相対し
ケートゥのディスポジターである土星は木星の逆行位置にアスペクトバックし
土星は金星とコンジャンクトしたまま7室の月・太陽・ラーフとケンドラの位置関係なので
凶意のD8でも最も下位のダシャーまで絡んでいた
本当に不思議な配置の妙が見えた絡み方であり
山羊座ラグナで木星はそもそもマラカになり
それがラグナへ逆行することで全てのダシャーが完璧に絡むが
ラグナに逆行した木星は減衰してその位置に土星がアスペクトバックし
アンタル・ダシャーが「減衰したマラカにアスペクトするケートゥのディスポジター」のため
結果的に事無きを得られたのである
( 月から見ても木星が「暴力」の6室支配で8室でヴィーパリータになってから7室で減衰する )
( または凶意の分割図のラグナロードである土星が減衰したり
「敵」を意味する6室支配の水星が12室に住んでしまう配置も
死角からの銃撃を受けるが異常な悪運の強さで助かることを予兆していた )
「敵対的な物事・傷病の経験」のD6も
カルマ的といえる奇遇が働いてマラカの木星がまたも逆行位置で減衰し
こちらでは水星がケートゥのディスポジターなので木星・水星が3室9室軸で相対し
コンジャンクトした土星・金星と水星はケンドラの絡みを作って全ダシャーがつながる
よく見ると土星は木星のディスポジターになって高揚したヨーガ・カーラカで
それも全ラグナで最高位の9室10室支配になり6室で高揚し
対向位置で定座したマラカの火星を完封するかのように働く所見である
土星とコンジャンクトした金星は定座したラグナロードで
このD6の当為のハウスで定座するので通常は「批判を浴びて敵対者が多い」ことを指すが
土星が猛烈に強い高揚のヨーガ・カーラカとなって金星の凶意を調停するため
今回のようにダシャー上で絡んで時運が具現化した場合に変則的な強さを発揮するらしい
これからの4ヶ月に何が待つのか
バイデンが続投できる望みがどれほど非現実かは
前回の投稿でも苦渋の判断として認める外なかったが
この事件がトランプを大きく飛翔させる突発の大旋風になったことは間違いない
全世界の動向が今の時点で大きく揺すぶられているのだから
大統領選の結果を云々せずともウクライナその他の諸問題はベクトルを改めたと言ってよい
今年は世界の意志が交錯するドラマを通じて終わりへと向かうだろう
以上
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