トランジットの土星が山羊座に戻り絶好調な猛威を帯び巷ではコロナ第7波が上げ潮基調だ
私が代表を務める自社も病み上がりを抜けられず快方の兆しが見られない
その最中にあって私のプラティアンタルダシャーは今日でケートゥ期に入った
心身ともに木星的な平穏感が一段と強まって緊張感が失せていく時局である
以前から懸念していたダシャムシャのラグナの配置が働き始める時が来た
私の師は
「ラグナで生来的吉星が強いヨーガを起こしているから倒産の経験ではない」と
私を諭してはいたが
こうしてその配置を体感している限りでは
頭の中で遅めの夏休みが勝手に始まっている安息と静けさがあり
早い話が段々と腑抜けになっていきそうでかなりマズいのである
「もうすぐケートゥ期だからまた何かを諦めさせられる頃だろうか」と薄々覚悟を決め
自社を改善指導するコンサルティング法人との事業計画の進捗会議で
やはり分かってはいたが自社本部の人件費率を合理化すべき旨を指示された
私は意を決して常務とそのための人選を詰めていき
本社枠在籍の職責者を工場側に異動させ現場負担の人件費とし
完全に本社勤務だけを続けてきたベテラン従業員2名の解雇の決行を妥結した
私と常務はお互い一人ずつ対面で諭旨免職させる断行的計画に気合いを込めた
そしてこのチャートの持ち主を10日前(2022 /8/ 10)の夕刻に個別で呼び出し
私は断腸の思いで再び解雇通知を怯みながら言葉にした
その日時のトランジットは確かに火星と土星が私のラーシの2室や11室を傷つけていた
私の4室に住む火星にトランジットの土星が逆行しトランジットの火星・土星が11室を損なう
トランジットの火星土星は定座して強くなり
経営者の私にとって「従業員」を意味する2室天秤座を揃ってアスペクトして傷つけ
2室支配の金星が住む11室蟹座に向けても同じようにアスペクトを一致させる
トランジットの方の火星は私から見た8室で定座してしまいラーフすらリターンし
土星は私のチャート上の火星に重なるようになり
言葉にし切れない(したくない)ような重く辛い時間を過ごすことになる場面だった
8月10日時点で私のダシャーは「木星-木星-水星期」だったが
フライング気味にケートゥ期(孤独・諦め)の経験がゆっくりと私に降りて来ていた
私によって「選ばれた」その勤続20年弱の従業員は
レクティファイした結果おそらく双子座ラグナである
今現在の本人は「土星-ラーフ-金星期」で
土星は「失業」の9室を支配して「災難」の8室へと逆行してしまい
ラーフのディスポジターでラグナロードの水星と本来の位置の9室で対向する
本人にとって土星は8室9室支配で「正しい目的のために従わざるを得ない相手」となり
逆に私のラーシでは土星が5室6室支配で「正しい目的のために従わせる相手」を指す
その土星が本人のマハーダシャーでアンタルダシャーはラグナに住むラーフで
ラーフのディスポジターの水星が土星と相互アスペクトする配置が
「自分自身(ラグナロード)に抑圧的な変化(8室)が起こり失業する(9室)」経験をもたらす
私のマハーダシャーの木星は土星が支配する水瓶座に住んで土星の影響が根底にある
だからかトランジットの土星が私のラーシに大きく影響する時には
それに対するダシャーの経験も厳しい覚悟を要する局面になってしまうらしい
解雇対象のその本人はナヴァムシャのラグナに惑星集中が起きているが
生来的凶星ばかりが揃ってしまい定座したマハープルシャの木星をリンチするかのようだ
そしてマハーダシャーの土星が2室3室支配で機能的にも凶星化し12室へ逆行する
同従業員が私の自社に入社したのは木星期最終盤の「木星-ラーフ期」の頃で
ダシャーチッドラが生じてダシャムシャの10室に住む土星の配置が顕現し始めていた
土星は6室7室を支配して10室に住み
6室山羊座で減衰する5室支配の木星が少なからず吉意のアスペクトを土星に恵んでおり
私の父のラーシで山羊座は2室(≒従業員)9室(≒経営理念)支配の火星が住んで高揚するため
表向きは温厚そうで無口だった父の情けを受けていたようにも思える所見だ
ただし本人の勤務態度は工場側の事務方諸氏にとって丁寧なものではなかったらしく
今回こうして私から選ばれてしまったのも
工場側でデスクワークの合間に納品業務も兼ねる多忙な現場管理者と酷く仲違いしたからだ
本人のそうしたマイペースが過ぎる性格に私も若干は気がついていたが
本部のデスク組においてはそれほど他の社員と揉めることが無く
察するにやはりこのコロナ禍で構造改革が断行された現場実務に比して
「聖域」だった本部側の弊害をまさに本人が体現していた当事者だったためだ
これは私や常務が役員として人的環境への指導を不行き届きにしていたこともある
私の父の時代から自社は属人性が高過ぎて常にモラルハザードが潜伏し根付いていた
言い訳でしかないが
こうした環境風土は父が無責任な場当たり的マネジメントで
人を粗雑に飼いならすドンブリ経営を続けたツケだと言える
件の従業員本人のナクシャトラはご覧の通りラーフが支配星になる惑星が多く
ラーフとケートゥはそのままナクシャトラで定座して強い「ムラっ気」を催している
早い話が好き嫌いを直せない性格で
真面目に仕事できている時とそうでない場面の差がかなり激しいようである
(そもそも私の自社本部は総務部長も責任能力に欠ける年長者で業務中も私語が多過ぎる)
件の従業員は双子座のラグナに火星とラーフが住んで5室支配の金星が傷ついている
その双子座は私のラーシの10室に当たり私のラグナロードと太陽が住む配置で
双子座を対向の射手座に住む3室8室支配の火星が容赦なく痛めつける所見だが
上記の配置もそれに合致するかのようであり
いずれは隠していた不穏当な感情を勤務最終日に私へ遠慮なく吐き出すだろう
ダシャムシャはマハーダシャーの土星が10室支配の金星にアスペクトして絡みを持ち
アンタルダシャーのラーフは土星から4室目でケンドラの相関になりまた絡みが起こり
10室の支配星が12室に住んだ所見がダシャーで顕現していたようだ
私のとんでもない邪推になってしまうが
今月末から始まる「土星-ラーフ-太陽期」はその全ての配置が絡みを起こすため
むしろ当の本人は私に解雇させられたことで自由になっていく様子も伺える
このコロナ禍では再就職も難しいのは当然で私も本部事務方だけは擁護したかったし
そうした属人性を思い切り打破することのリスクは
本社機能の「なし崩し的瓦解」という最大級の危険を誘発する試みである
しかし実際に私も常務もそれを断行してしまった昨日の今日であり
担当者の代替えを苦慮しながらどうにか引継ぎの急務に体当たりで臨んでいる
そして意外なことに
その大役を担うピンチヒッターは以前にラグナ検証したこちらの方である
実はS店長が監督下に治めていた工場は
昨年度の時点で経営合理化の目的から工場機能を撤廃し
営業所部門へと格下げして
店長自身は近距離に所在する隣県の社内別工場で営業担当に異動させていた
S店長は長らく職責者として人事マネジメントに精通し
他の店長と同様に本社側と現場側とを橋渡しするブロック長だったことから
自社本部で定年退職が確定した総務部長の後任を担う辞令を私(と某コンサル)が与えた
本社在籍の正社員格はほぼ全員が工場側の製造部門の実務を経験しておらず
従ってこのコロナ禍では工場側の変則的スケジュールに即応し切れない問題点も抱え
人的な業務環境の再編で今なお未着手だった根の深い「聖域」にメスが入ったのである
S店長は現在「木星-ケートゥ-水星期」であと2週間ほどで「木星-金星期」にダシャーが移る
「木星-金星期」はダシャムシャでは見事に対向し9室対4室のラージャ・ヨーガを組む
ただし木星が6室9室支配だったり金星が機能的凶星だったりと全く気楽な状況ではない
木星の担う6室の象意が8室水瓶座に住んで凶意の絡みを以てヴィーパリータとなるため
七転八倒する未曾有の職務経験をこれから強いられていくことになり
明らかにブッツケ本番の無茶振りを私と改善指導の某コンサルから宛てがわれた境遇だ
水瓶座の木星というのは当然ながら今のこの私を指しており
9室の支配星が8室に住んで金星と吉意のヨーガを作る配置は
理不尽気味なグルの管理下で修行するように自分を叩き上げていく取り組みを意味する
(他方で私の木星は7室支配で6室水瓶座に住むため即ち経営指導のコンサルを指している)
そしてより更に有事的対応に迫られるのが私の頼れる先輩でもある常務だ
「土星-月期」の終盤を行く現在は月と土星がダシャムシャで星座交換する配置が働く
やはり私以上に社内全方面の職務を把握できている常務は
ダシャムシャの有意な所見が現在のダシャーとなって顕現している
これこそが常務の常務たる「年の功」の印と言ってよい
常務は一介のパートアルバイトとして私が生まれる前々年(1984年)に入社している
4室と10室11室の星座交換は
おそらく社長の私よりもはるかに古くから私の会社を見届けてきたその経歴を
改善指導のコンサルが十二分に戦略判断上で強く依拠する信頼の現れである
土星には9室12室支配で12室に定座した厚い吉意の木星が保護のアスペクトを与え
土星期で悪意の配置がダシャーで巡っても何とか強行突破しうる底力が実っている
(ただし木星自体はダシャムシャで避けるべき9室12室支配で木星のダシャーに要注意だ)
常務は今年の年末に「土星-火星期」へとアンタルダシャーが移り変わるが
ダシャムシャでは絡みが生じなくなり
逆にナヴァムシャでは土星と火星が双子座射手座軸で対向する
ナヴァムシャではそれがラグナ対10室11室というかなり高威力の絡みとなり
私のレクティファイが正しければ
私自身も想像できないような不思議な栄達を果たせている
それは誰から見ても正しい功績だろうし
即ち事業改善が当初の目的を達成して
私と共に安堵できる以上の勝鬨を漲らせているのかも知れない
あと1か月足らずで到来する私の木星期開始1周年の節目
泣いても笑っても止まないコロナ禍を気丈な確信の笑顔で歩んで行きたい
木星期こそ私の今生の答えに向かう道と信じてこれからも戦うのみである
以上
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