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執筆者の写真鹿村文助

「木星-木星-金星期」に何が起こるか─期待と不安の4ヶ月





明日( 2022 / 10 / 5 )からプラティアンタルダシャーが久々に金星期となる





金星期はマハーで巡ると20年にもなる長大なダシャーのため

プラティアンタルでも4ヶ月強で1年の3分の1を占めてしまうほどだ



木星期に対する金星期の影響力は過去の投稿で述べてきたように

方向性の異なった強い吉星同士で相性が悪く

配置次第では「運気的な中毒症状」を作り出すことになる



木星が内向した知的幸福感であるのに対し金星はモロに物質的喜びとエゴの表示体だからだ



私が生まれ持った数々の分割図を改めて眺めると木星と金星の絡みの多さに気付き閉口する





まず重要なナヴァムシャは木星と金星がケンドラの絡みで

ディスポジターはお互いにラグナロードの水星となる





ダシャムシャも少し前の記事で綴った通りで

ラグナ対7室のラーフ・ケートゥ軸で木星金星がヨーガを組んでラーフ・ケートゥは高揚する


即ち木星がラージャ・ヨーガとダーナ・ヨーガになり金星はマハープルシャを繰り出し

ケンドラとトリコーナの相互アスペクトをラーフ・ケートゥが受けて強く吉星化する





特に「何があるんだろう」と勘繰ってしまったのはこのサプタムシャで

ダシャムシャと同様に木星金星が対向し9室対4室や9室対11室のヨーガを繰り出している





チャトルシャムシャは木星がラグナロードとなり金星に9室目のアスペクトを起こす





兄弟姉妹との関係やナヴァムシャの表層的な傾向を見える化したらしいドレッカナでも

金星は木星のディスポジターとなってケンドラの位置関係になり絡みが生じている





知的意欲と学習の継続力を示すチャトルヴィムシャムシャでも木星金星は対向する

(金星に向かって木星はアスペクトバックするため比較的強い絡みとなる)





乗り物運に旅行運も兼ねるショダシャムシャでも両者は重要なラグナと10室に位置する

ここでも金星が木星のディスポジターになってやや強い影響力を発散するはずだ





両親から与えられる(与えられた)境遇を示すドワダシャムシャは随分と面白く

減衰の金星は逆に高揚する星座(魚座)の支配星の木星からアスペクトされ減衰をバンガし

木星自体も減衰して土星と星座交換することで威力が復調し

金星に対する木星の絡みを無視しても減衰の水星が金星と対向しニーチャ・バンガとなる

(またアートマカーラカの火星は逆行して牡牛座天秤座の両方に関わり金星期に影響を持つ)





シャスティアムシャの表層的な傾向を現し

今生の性格とその言動を意味するとされるアクシャヴェーダムシャでは

物の見事に水瓶座で木星金星がコンジャンクトし木星はヴァルゴッタマである





そして一般的なジョーティッシュの運勢診断で最重要とするシャスティアムシャで

金星が木星のディスポジターになり月から見ても金星は機能的凶星で深い懸念を醸す所見だ

金星が6室11室支配であることを無視すれば11室と9室は「果報がやって来る」絡みである



「自慢したいだけだろ」と言われればそれまでだが

まだラーフ期の影響下を進むダシャーチッドラ中でこれほどに絡みを持つダシャーが来ると

早い話がバタフライエフェクトのような異常事態が起こりかねない




明日からの4ヶ月と10日弱で私は人目を憚らず醜悪な公私混同をやらかしそうである




私は金星がグナティ・カーラカで木星はアマティア・カーラカのため生活全般に悪影響があり

それが確実に私にとって迎え撃つべきカルマであると分かるのは

絡みを持ってはいないが木星金星が揃って威力満々になった分割図がまだ若干あるからだ




「不可避な経験」を指示するアシュタムシャで木星は高揚し定座の金星に高揚のラーフが伴う




木星は7室で最高位のマハープルシャ・ヨーガになり私の持つ全分割図で極北の強さである



金星は山羊座ラグナの最良なヨーガ・カーラカで5室で定座し

コンジャンクトしたラーフは高揚する異次元的威力を備えているが

それは月から見た8室になってしまい金星がちょうど月のディスポジターでもあり

木星も月から3室目6室目を支配する機能的凶星のため

絡まない位置関係のままの方がずっと安全である




また






「獲得・自己実現」の運勢をクローズアップしたエカダシャムシャでも

木星は7室10室支配で11室在住の理想の配置でその真後ろに住む高揚の金星は5室12室支配だ



ずっと以前にこのエカダシャムシャだけを採り上げた記事では

私が43歳になった2029年夏頃にダシャーが「木星-金星期」に突入し

人間関係で狂態を演じて取り返しがつかない運気の爛熟を遂げていることを予想した



明日から始まるプラティアンタルの金星期は規模の小さいプライベートな運勢で

おそらく警戒すべき「危うい出会い」というのはやっと少ししかない程度だと思うが

果たしてどうなるか明日から気の迷いがジワジワ生まれるだろう



念のためプラティアンタル金星期と重なるチャラ・ダシャーの時運を補足で確かめ直すと





本来のラグナロードが定座した双子座がラグナでアートマカーラカが対向7室に住む



更に水星にコンジャンクトした太陽は婚約者やビジネスパートナーを指すダラ・カーラカだ

これもこれで嘘くさいほど最高潮の上昇期(でなければおかしい)というような時である




・・・今これからの運勢は大体こうだろうか↓






明日以降の運勢のイメージ



(学生時代の旧友と再会し)「お互い変わんねぇなぁ(笑)」






実際の本音




会社、倒産しそうなんですがそれは大丈夫なんですかね?

また来月都内でバンクミーティングなんだよなぁ(本当)




浮かれて舞い上がるだけの元気など本当に私には残っていない

ジョーティッシュ以外の趣味といえば土曜深夜に東京まで下道をドライブするくらいだ



あるいはネットを通じた友達が増えて楽しい出来事が次々と起こったりするのだろうか



プラティアンタルの金星期が終わる1ヶ月ほど前にトランジットの土星は水瓶座に移り

その時点で今まさに起きている逆行の木星土星のドーピング的ダブルトランジットは終わる



あと3ヶ月と2週間後あたりから蠍座にしかダブルトランジットが起こらなくなる



蠍座は私のラーシの3室で5室6室支配の土星が逆行して住んだ不運の配置である

事業運営でまた一波乱やって来るのがハッキリ見えているのかも知れない



それでも客観的にはこの頃から1ヶ月弱は金星期の影響が残っていて

運気の体感として「仲間と散々に飲み散らかして悪酔いを感じ吐き気が始まる」頃だろう



戦略的忍耐を大事にしたい

今でも数ヶ月ごとに会う相方は下戸なので遊びの誘いには取り敢えず二つ返事できるが

急に飲んだり騒いだりできる所へ連れていかれるのかも知れない



「まさか」と思わせるその時その瞬間が来るのを頑張って悟るようにはしてみたい



以上

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