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執筆者の写真鹿村文助

主演ドラマがバッシングされる女優・黒島結菜氏のラグナ検証

更新日:2023年1月28日








統一教会と自民党の癒着問題などが取り沙汰されて日数を経た最中

話題性のみの芸能ゴシップではとても珍しい批判が注目を集めている



NHKの朝の固定枠であり新人俳優の登竜門的な伝統とされる「朝の連続テレビ小説」

今まさに放送中の最新タイトルのドラマがその迷走ぶりの酷さで悪評紛々な有り様だ





沖縄県の日本復帰50周年を記念したメモリアル作品であるにも拘わらず

シナリオ展開の雑さや非日常的で陳腐気味な演出に視聴者が失望しているらしい



ザックリとその主旨を要約すると

沖縄のサトウキビ農家に生まれた主人公とその兄弟らが

「西洋料理のコックを目指す」という主人公の決意で “ 急に ” 東京へ上京するも

東京での暮らしは主人公の沖縄人的な生き方と反りが合わず周囲からは孤立しがちなまま

兄弟が引き起こす敵対的トラブルに立ち向かうことになってしまったりする等

ドラマの作劇にあるべき【正しい期待を込めてその展開を先読みする】ことが難しい演出だ




演出が粗野なせいで主演の黒島氏本人の下準備の不足ぶりも露呈してしまっている




一般視聴者どころか沖縄関連の行政に携わる国会議員からも苦言が挙げられたほどだ




余談だが私は大学時代の同学年だった浦添市出身の知人に

(沖縄旅行が目前で予習のために)「沖縄の方は驚くと誰でもアキサミヨーと嘆くんですか?」

と尋ねたが

ご当人は渋く苦笑いして「若い沖縄人は言いません・・・それはお年寄りが話す訛りですよ」と

返されたのを憶えている



このドラマでは作中よく主人公が「アキサミヨー」と反射的に驚く癖がある演出を見せるが

それはウチナンチュの皆さんを馬鹿にしているのではないかと気掛かりを感じてしまう



なお同ドラマは実にあと1ヶ月強で最終回を迎えるスケジュールであり

視聴者その他の興覚めを取り返すことはしっかりと絶望的である



こうしたNHK史上でもド級な大誤算のハコモノで主役になってしまったのが

沖縄出身の若手女優・黒島結菜氏その人だ







ミレニアムが近づいていた平成9年の生まれの彼女は

むしろ今の世代に良い意味で似つかわしくない旧世代的な美少女象を備えている



上記の写真を一目見た時にも私は「若い頃の南野陽子氏のようだ」と思った







前時代的な素朴さが所謂「等身大の個性」になっているというタイプである



無垢な美貌と飾らない性格がTV業界からすると理想の少女的ジェンダーを写実していて

俳優としての実力というよりは人となりの持つ自然さが評価と期待につながる方だろう



3人姉妹の長女として生まれる。幼いころは芸能界を目指してはいなかったが、2011年、中学3年生のときに「自己アピール力をつけなさい」との母の勧めで応募したウィルコム沖縄のイメージガールコンテストで特別賞の「沖縄美少女図鑑賞」を受賞し、モデルとして同誌に出演。ソニー・ミュージックアーティスツの目に留まり、同事務所に所属して芸能界入りした。


皮肉にも話題沸騰中のためかWikipediaでも詳細なバイオグラフィーが明示されてある

2人の妹が在るという事実も含め芸能界入りの経験がダシャー適合するラグナはどの星座か



ダシャーの与える経験が本人の現実と少しでも異なるようであれば誤った判読だと分かるが

今回はそれがとても有意であることが如実に認知できた検証となった





極めて意外なことに彼女は山羊座ラグナだったようである



そしてナヴァムシャはラグナがヴァルゴッタマでラグナロードは火星と星座交換する



ダシャムシャは10室でチャンドラ・マンガラ・ヨーガとラーフがコンジャンクトする




デビュー当時から今も続く栄光のラーフ期



(14歳当時の本人)



上述した通り黒島氏は2011年に実母の勧めでイメージモデル大賞に応募し

見事に「沖縄美少女図鑑賞」を受賞しイメージモデルとなった



それ自体はきっかけに過ぎず

彼女の個性に感化された同コンペティションの審査員がスカウトに乗り出したのである









この当時の黒島氏のダシャーは「ラーフ-ラーフ-ケートゥ期」から

太陽期のプラティアンタルダシャーまでの時期のいずれかに当たる





ナヴァムシャの配置を見ればおそらく「ラーフ-ラーフ-金星期」あたりが正しいと判断できる



ラグナロードがラーフのディスポジターになり星座交換で強くなって金星と対向する



特にナヴァムシャでは非常に強力なヴァルゴッタマの月から見た7室と10室が星座交換し

プラティアンタルダシャーの金星が定座してそのまま月とコンジャンクションするからだ



なおかつ金星は氏のアートマ・カーラカである





ラーシでは金星がラーフに絡まないがラーフにはディスポジターの水星が対向し

それは月から見ると5室11室の軸で起きており

月から11室目を支配する木星は土星と星座交換して8室11室対9室10室の絡みとなる



そしてその星座交換は本来のラグナから見てラグナ対3室で芸能活動の所見だと言える



それから



「もともと、お母さんが結菜にオーディションを勧めたのは『大人しいからアピール力をつけた方がいい』と考えていたから。結菜よりも明るくてニコニコしたタイプの妹の方が、芸能界には向いているんじゃないかと思っていたそうです」


とか



「『物理や数学が好き』と言っていました。テストで学年1位を取ったこともあります」(学校関係者)


という客観的特徴はやはりラーシの配置で説明が出来る



3室に起きた惑星集中に加わる土星は木星と星座交換し「賑やかで明るい弟や妹」を意味する



ラグナロードの土星が3室(弟・妹)支配の木星と星座交換して3室の支配星は仮想の定座となる



月自体もラグナになると3室(弟・妹)を支配しており魚座は11室に改まって

年の差など考えずに友達(=11室)のように接し合う姉妹である様子が伺える



のみならず3室とは「初歩的な努力・習慣・勉学」のハウスであるため

生来的凶星が集まると理系の知的才能を示す所見になり

性格自体もサッパリとしてメリハリの良い器用さがある



高2になると、地元の洋菓子店「Jimmy's」でアルバイトも開始。当時の店長が言う。
「結菜さんが働いていたのは高2から1年半ほど。面接では志望動機について『家に負担をかけたくないから』と言っていました。レジや商品の補充などが主な仕事でしたが、覚えが早くとても優秀でしたね。家族仲がとても良く、妹さんがバドミントンの大会で優勝した時には、結菜さんがお祝いのケーキを買って帰ったこともありました」


こうした彼女の素行からしても良い意味で芸能界には向いていないようだ

早熟で才色兼備の孝行な娘が東京に出ていってしまうのはご両親も不安だっただろう



しかしラーシが山羊座ラグナであれば

金星は5室10室支配で最良なヨーガ・カーラカとなって「生来の素養」の2室に住んでおり

それもボーダーレスな世界を表象する水瓶座に位置するため

女優として芸能界に踏み込んでいく人生が彼女に巡ってきたのである



キャリアも浅いままに彼女は女優やタレントとしてたちまち沢山のオファーを授かり

2014年9月頃には高校生活をどうにか続けながら人生初の上京を果たした





ラーフのディスポジターの水星は4室を失う3室に住み木星は12室も支配して絡んでいる



7室で高揚する最高位のハンムサ・ヨーガの木星は3室12室支配で「引っ越し」を意味し

その木星はラーフのディスポジターの水星のそのまたディスポジターである



D1D9D4はラグナが全て同じで「転居」を意味する木星はラーフのディスポジターに必ず絡む



本来なら機能的凶星の木星は彼女のアマティア・カーラカに当たり

ラーシでラグナロードと星座交換し「芸能(界)」の3室の象意を与えるため

十代半ばをやっと過ぎる頃からすでに一流の芸能人のキャリアに迫るほどだった



そして現在25歳の彼女は2027年の10月15日まで続くラーフ期の途上に置かれ

あと5年以上もナヴァムシャのラグナ対11室やラーシの月から見た5室対11室の絡みで過ごす



即ちラーシででラーフにアスペクトバックする9室支配の水星や

ナヴァムシャで火星土星が星座交換してラージャ・ヨーガとダーナ・ヨーガの吉意に守られ

それぞれの配置がラグナロードの土星を含んでいるために

相当な吉意の時運に恵まれていると言える



しかし生来的凶星の影響が具現化する運勢下でもあり

生来的吉星のアンタルダシャーでは吉凶が反復しキツい消化試合の結果を生むことにもなる



おそらくこの数ヶ月間で日に日に増大した彼女への(もとい出演ドラマへの)バッシングは

ナヴァムシャの星座交換で11室蠍座に火星も伏在した状態で対向の金星を傷つけるからだ




何故これほど批判されるのか?




黒島氏のラーシを月から見た時に

5室11室軸で生じる強烈な相互アスペクトや木星土星の星座交換は

ほぼ確実に「NHKと黒島氏の蜜月ぶり」を示した所見になっているようだ



牡牛座ラグナでは

9室10室支配の土星が「尊い理想と優れた功績」を担う良い可能性の表示体で

逆に8室11室の木星が「気に入った目下の相手を依怙贔屓したがるグル」を意味する



この関係は明らかに土星の側が黒島氏を指し木星側がNHKを隠喩していると読める







実際に彼女のキャリアの何割かはNHKの様々なドラマ作品等である



やはり彼女のプレゼンスを見出した例のコンペティション審査員の西原氏が見込んだように

現代の文化教養を守り育てるNHKには彼女のような個性は新時代のカリスマだったらしい



土星は黒島氏のマトゥリ・カーラカで母親同然に本人の心身の拠り所になる4室の表示体だ

アマティア・カーラカの木星とその土星の星座交換とは当然ながらNHKとの親睦ぶりである



やはりNHKの創立時チャートと対比すると相当な好対照となるのは間違いない







月は高揚減衰軸で対向し更に対向したラグナで黒島氏の木星がNHKのラグナに吉意を恵む



あからさま過ぎて妙な笑いが漏れてしまった



また偶然に両者の火星は乙女座で重なるが

NHKのヨーガ・カーラカの火星は黒島氏の4室11室支配の火星とシンクロし

9室に住んでラージャ・ヨーガとダーナ・ヨーガが両立したことの吉意を

実際にNHKの黒島氏に対する厚遇ぶりで表意していると読める



そして黒島氏のアートマ・カーラカの金星にはNHKのプトラ・カーラカの木星も重なり

女優としてのキャリアを強く下支えする依怙贔屓なグルであることをやはり示している

(プトラ・カーラカは5室と9室の象意が反復するので黒島氏はNHKの理想の教え子である)



NHKは現在のダシャーが「ラーフ-太陽-火星期」で

ラーフ・ケートゥ軸が火星に傷つけられ

ラーフのディスポジターの木星は対向から土星がアスペクトし

太陽にも土星が10室目のアスペクトを起こしており

単に木星が自室から12室目に住むこと以上に長い不運の途上を進むかのようだ



黒島氏の方も当然ながらカルマ的な共鳴が起きているのは明白で

NHKと同じくラーフ・ケートゥ軸を火星土星が傷つけ

太陽とラーフのディスポジターの水星も凶意を浴び

金星は9室から逆行してきた火星と対向してしまう



ダブル・トランジットはどうだろうか





乙女座魚座軸でダブル・トランジットが生じるだけでも十分に有意な時運の励起である



NHKは今から9ヶ月強は強い不運の時局にあるようだが

2023年6月4日からは「ラーフ-月期」になってラーフのディスポジターが月とケンドラになり

その配置はナヴァムシャでも全く同じになるので運気が全快していくと言える









他方で黒島氏はあと1年8ヶ月強で「ラーフ-太陽期」に入っていくも

太陽は3室魚座の惑星集中に含まれるため

依然として今ある非難の集中砲火のほとぼりが冷めないままらしい



ナヴァムシャの方も火星土星の両方が獅子座にアスペクトして太陽が間接的に傷ついている



そして彼女の分割図を見ていて不覚にも彼女の出生時刻に確信を持てた証拠が見つかった



マハーダシャーロードがラグナに住んでディスポジターの金星は6室で定座する



現在の彼女のダシャーが「ラーフ-金星-ラーフ期」であることが完全にトドメになっている

ナヴァムシャと示し合わせたように金星期の次の太陽期もラグナでD30の影響が継続する

D8も本来なら確かめるべきだがそれも不要なほどD30は強い憂いを映している





私は別に彼女のファンではないが

こうした俳優業のスランプは芸歴の長さに比例して長引くのが当たり前で

この難局をどう歩んでいくかが演者としての彼女の評価に通じることに関心を持ってしまう



3室で生来的凶星ばかりが強く9室に火星が住むラーシの配置には

木星が星座交換で吉意の保護をもたらすため何とかかろうじて地位や名誉が衰えないでいる



ラーフ期を終えた後の木星期はラーシでラグナに住む惑星で運気が突飛な発展を遂げ

ナヴァムシャでもそのまま機能的凶星の木星が6室に住むヴィーパリータの逆転運である



2025年の4月直前に始まる「ラーフ-月期」は絡みが無いが月が高揚のヴァルゴッタマで

ダシャムシャでは4室10室軸でラーフとディスポジターが対向してそこに月も含まれており

しっかりと一息つける小康期を迎えつつもその次には火星期が来て不遇がぶり返す



彼女はどうやら人生で初めての相当な低迷期を迎えていくはずである




こう言ってくれるのは結局またNHKなのかも知れません



彼女のご健闘を心より祈念いたします



以上

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