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プラティアンタル太陽期への布石─少しばかりのオイトマ時

執筆者の写真: 鹿村文助鹿村文助

更新日:2月24日







すっかり週末になってしまった



自分のダシャーと相談しながら行動決起し挑戦し続けたこの3週間ほどは

「学びアリ憂いアリ手応えナシ」の珍道中だった





スークシュマの水星期はあと2日ほどで終わっていく





スークシュマの終わりはまるで私の取り組みを本当にクローズさせるような配置で

高揚の土星が逆行した位置で金星は星座交換して仮想的に水星が土星と重なる



沁みるなぁ




これが

これこそが

現実の壁である




我ながら実力のほどが総点検された結果であり

( 他の有識者の方は別としても )

私の自己流ジョーティッシュは即席の対面鑑定には

最も向いていないと言わざるを得ない



今日( 2025年2月22日 )もまた都内で応募者面接を受け

その占い館のオーナーに当たる女性の代表者様から

ヤンワリと「じっくり見る占い方をするところの方がよろしいようですね」との

ご評価をいただいてその席を終えた

( 「またご縁があれば~」という締め方だったので当然それは不合格の判定と思ってよい )



都内の市街地に置かれた対面鑑定の占い館では

「スムーズな対話」が基本のスタイルで

占い方そのものは即応力のある手相判断・人相判断・タロットが主流である



私は30代半ば頃まで薄ボンヤリと手相の知識があった程度で

それ以降は本当にジョーティッシュ一筋でやってきた



対面鑑定は鑑定時間に対し料金を払わせる時間換算型サービスの形式を採り

占いそのものの結果が正しいか以上に「対話を絶やさずにどれだけ話せるか」になる



ジョーティッシュを学問と捉え

ブログ自体を覚え書きや基礎訓練のために続けて来た私など

この東京の本場の占い館からすれば只の素人同然だったということである



ほんの少しの個人情報だけで手短に分かりやすく模範解答する技術というのが

都内の占い師ならほぼ誰にでも出来る芸当だ



「出生地と出生日時はなるべく正確にお願いします」などと言って

こちらのそんな都合に応じてくれる利用者様などほとんどいない







少しばかり出足を整え直すしかないようだ



確かに私には武者修行の経験がまるで足りていない



しかしそれでも私の取り組み方に感心しご依頼を下さった方々は若干名いらっしゃる



私のこの記事を他の畑のプロ鑑定士が覗いていることを承知の上で書かせてもらうが

「AIが占い稼業を奪っていく」等と云々する以前に対面鑑定の技巧はサービスの型式であり

そこに私的な感情やロジックなどは全く差し挟まれないし無い方がよほど正しいのである



それは当然ながら門外不出であって

郷に入りたいのなら「郷に従え」ということでしかない



私は

ビジネスとしてマナーよく占いを披露したいのかというと

全く違う



それだけはこれからも変わらない意向である



これは別に誰かに向けた異議申立ではなく

ただ単に私にとって「仕事としての占い」は肌身に合わなかったことの実感を

述べさせてもらっているに過ぎない



即興のパフォーマンスとして必要十分な占断鑑定は出来ないが

研究としての占いは続けるべきだし続けたいと思っている







思い切って「地図の読み方」を変えた方がいいのかも知れない



前回に私事で挙げた投稿では

「今月下旬からのスークシュマのケートゥ期が不穏だ」といった趣旨のまとめ方になったが

やはりそれは今回の結果を受けて私がこのように悩む様相を予告していたのである



明日明後日にはスークシュマがケートゥ期に入ってしまう




来月5日からのプラティアンタル太陽期






とはいえ

あと2週間足らずで移り変わるプラティアンタル・ダシャーの太陽期は

( もうそこまで期待しないのだが )主要なチャートでイチイチ良い配置なのだから

首を傾げる外ない





ラーシでは土星が2室天秤座に逆行すると

風の星座で全てのダシャーが絡んでしっかり整った時運だ





ナヴァムシャは至高の9室を支配した土星が減衰の太陽をバンガして木星にアスペクトされ

サッパリとした例外則の良い配置がラグナ対5室という嬉しい絡み方になる



特に双子座ラグナでは太陽が完全に凶星化するので

それがバンガされて木星にカバーリングまで施されるのは

やはり特異な逆転的幸運の暗示だ





ダシャムシャも

相互の時運が明確に絡んでなおかつ太陽が強い配置になり

土星が11室に逆行してアスペクトする太陽はまさに10室を支配したヴァルゴッタマである



実際に10室を支配した10室の表示体が8室で強く働き

「何かの導きを受ける」と言えそうな良い変転の機運が見える





「突然の奇遇」を示したアシュタムシャはそれを証明するかのように

木星からアスペクトバックされる土星が逆行し定座する位置の対向で太陽も定座する



このD8の当為のハウスで定座した惑星が即時のダシャーロードであり

生来的凶星が8室で定座するのは吉報ではなくとも

月から見直すとそれは11室で定座した太陽である



行き先を考えあぐねてわざと迷子になった結果

「江戸の敵を長崎で討つ」かの如き展開にありつくのかも知れない



そして





「とりあえず見ておこう」でお馴染みのシャスティアムシャは

とりあえずどころではない吉相そのもので

土星が逆行することで木星にアスペクトできるその位置で定座した太陽は9室支配である



太陽は10室の表示体なのだから

この場合は9室であっても「自らの実績と地位がより良く改まる」ことを予兆する



明らかに何かがあると思ってよい





当然だが矛盾しないはずのアクシャヴェーダムシャも

ご覧の通り太陽が9室に住んでラージャ・ヨーガになり

コンジャンクトした定座の土星は8室に逆行して10室にアスペクトバックまで起こす



土星がアスペクトバックする水瓶座は牡牛座ラグナで10室になり

何かの研究施設や学術的思想的な組織を意味する





私の意思に呼応して下さったラボラトリーやファームチームのようなグループが

これまでの私の取り組みに学術的価値を見出して下さるのかも知れない



ジョーティッシュはもちろん万人受けする占いではないが

だからこそ実践と研究の成果が知的結晶になり得る学究価値が大いにある



私は今月末から少しばかり「頭を冷やす」ことになったとしても

それはもちろん道の途中で嗜む憩いの一時である




私は私を諦めない




以上

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