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執筆者の写真鹿村文助

スピード離婚した坂口杏里・福島進一夫妻を再検証する

更新日:2023年5月14日








最近になり個人的に心の曇る話題が挙がった

以前にラグナ検証した彼らが成婚から約2ヶ月で離婚したとのことだ





既に選定済みの各々のラグナから見た配置の象意と

それに対するダブル・トランジットを確かめてみる











約2週間前のトランジットになるが

杏里氏の方はラグナでディグバラで高揚の木星が担う6室9室の象意や

8室水瓶座に住む2室支配の太陽と3室12室支配の水星が励起されていた



やはり犯罪的な経験の「6室対8室の絡み」がダシャー上でも具現化しつつ

6室支配でラグナに住む木星と8室とがダブル・トランジットで強調されてしまい

せっかく「結婚生活」の2室へとアスペクトバックできる太陽も

12室を支配した機能的凶星の水星と共にダブル・トランジットを受けている



結婚相手との生活を指す8室で2室と12室の経験が同時に起きて

「離別」を意味する6室の象意が高揚以上に強いまま即席運として強調され

しかも本人のダシャーはラグナ対7室の配置が顕現する「木星-土星期」である




まごうことなく離婚することになる支配と在住の絡みだったと言える




一方で夫の方は──





ラグナと5室と6室がダブル・トランジットになるのは確かに有意な離婚の所見だろう

5室はそれまでの物事が途絶える象意で6室は端的に自分本位なエゴの感情である

なおかつ6室とは7室から12室目でシンプルに「離婚」を意味するハウスなのだから詮方ない



10室や12室も即席の運気を受けて家の外での公的生活(仕事等)と浪費が関わりやすい時で

8月4日の時点では火星がちょうど本人のチャート(の7室)にリターンしており

ラーフまでトランジットしてしまう「キナ臭い」頃合いだった



その時点で天秤座はダブル・トランジットと火星のアスペクトを受けていたが

天秤座は進一氏のラグナであり何か相当に強いやる気を感じて夫婦生活が疎かだったらしい





進一氏は10室に惑星集中が起こりその中に在るラグナロードの金星が月と星座交換する



8室と10室の星座交換は即ちラグナと10室の絡みでもあり

そもそも顔が広く人気が更に人気を呼び込むような強烈な個性を持つためか

進一氏の心中は仕事仲間や常連客との間柄を少しもいい加減に出来ない気遣いで満ちている



対する妻の杏里氏はラグナに6室9室支配の木星がケートゥとコンジャンクトして

6室を支配した生来的吉星の木星が最大限に強くなってしまい

自分本位な感情を与える6室の象意とケートゥが不協和音の矛盾となって本人を苦しめる

(木星とケートゥのコンジャンクション自体は本来なら無欲な落ち着きを与えるはずである)



何をしてももどかしく消えない迷いや寂しさが残るようで「今この時」を楽しめないのである



ラーフ・ケートゥ軸を抜きにして考えても

7室でシャシャ・ヨーガになった土星が木星の9室の象意を侵害するためか

アブノーマルな交友の中で木星的な理性が生きていて逆に抵抗感が段々と優っていき

それがイライラともどかしくてたまらず

自らの行いを俯瞰する自分を否定しようとしてわざと間違ったことをしたいのかも知れない



杏里氏は極端な衝動と無意識な拒絶が反復して精神的に溺れているような倒錯感がある



だからこそ杏里氏の7室では8室も支配した土星が本人に深い依存心を誘発してしまう



6室9室支配の木星というのは自分の目的に正直で我が儘気味な純粋さでもあるが

ディグバラになってケートゥが関わると躁鬱混合の跳躍と没入を繰り返し

その精神的な過食症と拒食症を積み重ねる不器用さを気取られて

悪意の見え隠れする異性が彼女を弄ぼうとする状況を作ってしまう



だからこそ不器用な危うさを支えてくれるだけの真っすぐ誠実なパートナーが必要で

福島進一こそがその理想を叶えた婚約者だったと私はかつて思っていた



それも私の人の良すぎる甘い見通しだったらしい





全く新婚夫婦らしい情緒も誇りも無い事実である

おそらくは進一氏のマハーダシャーに大きな素因がある





4室山羊座のラーフで

ディスポジターの土星が2室に逆行した位置からアスペクトバックし

ラーフが生来的凶星の影響を受けて露悪し

山羊座と対向の10室蟹座の吉意を間接的に損なわせているらしく

更に7室でルチャカ・ヨーガになった火星が4室目のアスペクトを10室に起こしており

進一氏の人生設計は一流ホストとして客や友人と旺盛に付き合いを重ねることが第一である



プライド(4室)ばかりが一人歩きしている印象だ



ダシャーラグナから見て進一氏の7室とはズバリ杏里氏のラグナそのままだが

7室支配の月は「恋愛」の5室で高揚して7室に住む金星(婚約者の表示体)と星座交換する



それだけ見れば随分と素晴らしい理想的配置であるのに今のこの結果が遂げられたのは

進一氏の土星が逆行した位置で月と対向し

牡羊座で定座の火星がマハープルシャの強い威力で蟹座にアスペクトしてしまうからだ



つまり月(=杏里氏のラグナロード)は土星と火星の両方に傷つけられていることになる

月は星座交換で蟹座に定座するようにもなって結果的に強く品位を損なっている



蟹座は実際に杏里氏のラグナであり

進一氏は本来なら金星的な人物でありながら

今現在のダシャーが土星を表意するラーフ期で

土星がまさにアスペクトバックするために

進一氏は杏里氏のラグナから見れば

6室に住んだ「格下の相手」のような関係性になりやすい

(7室の支配星が6室に住むと自分から見て未熟で幼稚な相手を意味する)





しかし今回の拙速な二人の関係はネット上で悪評満々だった

「どっちもどっちでしょ」といったコメントがちらほら在った



私は杏里氏の生い立ちを知るにつけ

別に彼女が「未熟なままの自惚れ体質」な女性だとは思わなかった



実母も10代半ばで田舎から上京した女優( 坂口良子 )で

教養や常識が満たないまま巧みなやり口の辣腕経営者に「モノにされて」結婚し

その娘として生まれてきたのが杏里氏だ



杏里氏が3歳という物心もつくかどうかの頃にその両親は離婚し

それから家庭内は人並みの平和な生活にも劣るようになった

物質的な環境の良さに対し父親だけが居ない家は「普通ではない」のである



けして彼女は甘えが抜けないまま放埓に育ってしまった「2世さん」などでは無いはずだ



普通以下の家で育ちながら芸能人の自分を演じた彼女だからこそ

きっと人の心の機微も分かる賢さがあるだろう



月はナクシャトラが私のラグナと同じ「ハスタ」に住んで支配星が月のため即ち定座している



月が乙女座に住むのは月のムーラトリコーナの牡牛座から数えて5室目であり

星座も女性でありかなり友好な相性の星位になる

ラグナロードの月が3室に住んだ配置が芸能人のキャリアを示すが

乙女座は金星(芸能の表示体)が減衰するためそもそも杏里氏は文化人を目指すべきだった



その月と対向した魚座では金星が高揚し乙女座をラグナにすると機能的にも吉星である

この悪意の無いマラヴィア・ヨーガは本来のラグナから4室目を支配して

即ち杏里氏の母そのものを指してもいる



蟹座ラグナで高揚する金星は4室支配で9室に住んだ配置で奉仕精神に富む善良な金星だ

金星は杏里氏のプトラ・カーラカであり理性や創意の表示体となり

月とはジャイミニ式でも相互アスペクトする良い配置が実現している



他方ラグナで高揚し精神的に乱脈状態を作り出すハンムサ・ヨーガの木星は

ご覧の通りグナティ・カーラカに当たってしまっている





木星がアスペクトバックを起こせる9室魚座には理想的な金星が住んでおり

彼女が今の私頃の年齢になった近い将来には

人間的に復調できるか否かが強く期待される時運となる



今この時に自分を病ませる毒気の苦しみはやがて誰かのための薬に出来るはずだ

私は5年後の彼女にまだまだ正しい可能性が芽吹いてくれると信じてみたい



この経験をいつか誰かに語るべき「道しるべ」の入り口になってくれるよう祈念いたします



以上

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