いよいよタイムリミットが差し迫ってきたアメリカ大統領選
私は少しばかり前の投稿で占術的な査読とは無関係な根拠から
「ハリスは大統領選候補者になれず最後はトランプが返り咲く」と結語した
私自身も直近の演説やら有力支持者との対話やらで失言していたトランプを
やはり今なお肯定することは生理的に難しい
日本の大震災から起こった問題に対し日本の信用を損ねる発言が8月にもあったばかりで
共和党支持に鞍替えしたイーロン・マスクがまともに見えたほどだった
しかし私の師が予想したように
世界が固唾を飲む久々の大統領選はトランプが雪辱を果たす見込みである
「木星-金星-金星期」に入ったトランプは
重要な分割図においてはその多くでダシャーが絡んでいて有意な結果を暗示する

客観的な運勢の大筋を担うナヴァムシャは
このように2室でヴァルゴッタマの金星へと木星が逆行する
双子座ラグナでは金星が「投票行動・投機」の5室12室支配の重要な表示体で
コンジャンクトする土星も8室9室支配でヴァルゴッタマになり
「信任・重責」を意味した抑圧感をもたらしつつ金星とはヴィーパリータを組む
7室10室支配の木星とは
「公的に対面する全ての有権者」と言える支持者等の表示体になり
逆行したマラカで吉意が殆ど無く
体感的には相当な閉塞感が伺えて息苦しい
大統領に初当選した前回同様に「嬉しくない当惑感」が現れている
意外にもトランプという人物は繊細な素顔を隠すために空威張りする性格である
( 自分を奮起させるための感情的な妄言が多かったことで今更もう正直になれないようだ )
実際に2室支配で「スピーチの表示体」になった月はケートゥと10室でコンジャンクトし
対向4室では3室支配で機能的にも凶星化した太陽がラーフとコンジャンクトしてしまい
「自分の会社やデスク上で何度もキレるあまりに公の場で発した本音が嘘に聞こえる」らしい
しかし真正な素顔そのものは「5室支配の金星と9室支配の土星が住む2室」で現されるので
( それら2惑星が逆行しないことも影響し )実際には繊細で有能な紳士的人物像を持っている

なぁぜなぁぜ?
やはり
ジョーティッシュをほぼ10年やってきた私自身も先入観で人を差別区別しているらしい
凶意の分割図を改めて覗いてみると

「6室的なカルマの結果」を模写したトリムシャムシャは
むしろ良い絡み方が出来た意外な所見で
4室でマラヴィア・ヨーガになった金星にアスペクトする木星は減衰したマラカである
金星に対向した6室支配の月も10室で減衰した例外則になり
相対する金星が定座したマハープルシャのためにニーチャ・バンガも起きている
( 牡牛座は月を高揚させる星座なので定座の金星は絡んだ月を復調させる )
月と金星の相対に巻き込まれた土星はこの分割図のラグナロードで
スークシュマ・ダシャーが土星期に入るのは来年1月10日であり
凶兆を指し示すこの分割図においても「逆境に打ち勝っている」という未来が示される
ただし凶意の分割図で明確な絡みが起こるため
おそらく心情的には辛いということでもある

来年に大統領に再度就任した場合の仕事ぶりを示したダシャムシャでは
その荒療治のほどが如実に描かれており
金星に一見して絡まない木星はディスポジターの土星と星座交換し
6室で全てが完結する
普通に考えればこれは「失業の経験」が実現してしまうような所見だが
月から見直すと10室対12室の星座交換に7室支配の金星まで関わっていて
「見えざる手による不可知の采配」といった何らかの行革を暗示している
それは一体何なのか─
上記の動画では
世界情勢の最前線を隈なくピックアップする高島康司氏の分析が述べられてあるが
「17 : 13」のあたりから全く未知なトランプの新規国政方針の真髄が明かされている
“ 軍産複合体派閥やネオコンやウォールストリートを含む全てのDeepStateを排除する ”
というのが最大の意向だというのである
「PROJECT2025」と題した920ページの基本方針建議書では
それら汎アメリカ主義の軍事政治経済の計略者たる中枢的権威を
本当に根絶する手順と方法論を述べてあるのだから
従来の「質実なアメリカ一国主義」に立つ白豪的レイシストと言えるトランプの印象は
何もかもが間違っていたことになる
DeepStateとは
欧米各域で秘密裏に蠢く「世界の覇権を最も深く集約した物質主義の終極」と言うべき組織で
その根城に当たる総本山はオランダ発祥のビルダーバーグとされる
ただし大体の文脈では
それらは都市伝説的な闇組織の総称として「陰謀論者の陳腐な戯言」程度に扱われていて
実際に内密な国務に属す者でない限り実態を知りようが無く
小泉政権時代によく知られた “ 年次改革要望書 ” の発信元の組織というくらいの認識である
( 世界を巻き込んだ最も愚劣な虚構であるイラク戦争は
主にアメリカのDeepStateとブッシュの側近らとの並走で勃発したとされる )
こうした権威機構を極限まで脱構築し分解してしまおうとする方針を
あのドナルド・トランプが掲げているというのだ

真実はどこにあるのだろう
ここに来て私は自分が信奉する「水瓶座時代」の現出を
全く不本意なまま体感として理解させられる局面に踏み入ったようだ
水瓶座の時代とは秩序の境界が薄れて二極化されたままの相補性が溶融する世界であり
しかしその突然変異は感応と成長に向かっていく途上であって単なる混沌ではない
なお
トランプは大統領就任後に一種の陰謀論と揶揄されてきた「NESARA/GESARA」を実行し
資本主義( 貨幣経済 )の源流たるアメリカを社会主義的福祉国家に変えて行くと言われている
まさに『信じるか信じないかは貴方次第です』という近未来が
もうすぐそこまで来ているのである
試しに来年以降のアメリカ合衆国のダシャーを照会しておく
来年5月24日から
アメリカはラグナロードがプラティアンタル・ダシャーの「ラーフ-土星-太陽期」に入る
「対外問題」( 国政政策 )の7室に住む月は12室のラーフのディスポジターで
月が水瓶座に住むことで更にそのディスポジターが土星になって絡みが生じ
土星が10室目のアスペクトを与える11室双子座はアメリカの顕著な特徴が出たハウスである
12室支配の月がマラカの土星と結びつくことでアメリカはまたしても貧困に苦しむ時局だが
土星にアスペクトされる11室は基本的に良い影響のみ持った吉星の惑星集中になる
( ただし3室10室支配の金星は機能的に凶星寄りに働く )
双子座に住む星がダシャーロードになると
12室から水星が逆行してきて11室に定座するように働く影響で
その期間は相当に良い変化を経験し事態が好転しうる頃合いと言える

ナヴァムシャは太陽の配置が素晴らしく
日本のラーシと全く同じ「5室で高揚した9室の支配星」となり
相対した火星はラーフのディスポジターで土星からアスペクトされている
ラグナロードで機能的にも吉星の木星は実に理想的な配置であり
3室に住むことで土星と火星の両方に生来的機能的吉意をアスペクトしている
9室支配の太陽とは間違いなく国政の実務を指す10室の表示体で
それが5室12室支配で吉星の火星と相互アスペクトすることから
8室支配の月( あらゆる全ての国民 )も巻き込み真に革新的な政策が施行されるのだろう
ゲサラ法はすべての借金を帳消しにする。カードローン、教育ローン、国民が背負ったさまざまなローンが一瞬で消えてしまいます。それからほぼ無税国家になること。
さすがにここまで大胆な財政上の刷新というのは期待できないとも思うが
アメリカの来年6月手前のナヴァムシャはそれが不可能だとも言い切れないほどだ
その頃の日本はどうかというと─
「ケートゥ-火星期」が始まろうとするタイミングで
やはりカルマ的な奇遇からか配置がアメリカのナヴァムシャとよく似ている
太陽は9室に住むケートゥ( 外国 )のディスポジターでアメリカを意味する表示体になり
コンジャンクトした木星はラグナロードで火星は「政策の基調」と言える5室12室支配である
アジアにおいては常にアメリカの足掛かりとして機能してきた日本は
これを機にアメリカの隷属国ではなく平等な関係性を与えられるのかも知れない
上記にて添付した動画内でも語られている通り
石破新総理はトランプと同じカルヴァン派のプロテスタントである
私的な思想信条から世界規模の国政が占有されてはならないが
プロテスタントの目指す理想を拡大した協調路線は対話の別側面として活きてくるはずだ
欠乏と困窮の恐怖を根絶し
あらゆる優劣の差異も正す超越的な「世界の政治的円環」を
遂に本格始動させる機運をやっとどうにか期待してよい途上に我々は置かれている
これが単なる「久遠の理想」に終わらぬよう
日本を含む先進国が越境的対話を深める未来志向を
アメリカが牽引してくれるのなら
左派思想の私であっても全くやぶさかではない

水瓶から注がれる英知が世界に行き渡って清められることを
願ってやまない
以上
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