top of page
執筆者の写真鹿村文助

GG賞4冠の真田広之─日本のカリスマを担う栄達者の近影





真田広之(63)が主演・プロデューサーの米ハリウッド制作ドラマ「SHOGUN 将軍」(ディズニープラス)が米時間5日、優れた映画・ドラマなどを称える米ゴールデングローブ賞(以下GG賞)で4冠を達成した。






昨日( 2025年1月6日 )に今年最初の大きな朗報と言えるニュースが届いた



私個人としては全くノーマークだったベテラン俳優真田広之氏が

今年のアメリカ・ゴールデングローブ賞4部門において受賞を果たす快挙を成し遂げたという





氏が本格的に海外進出に踏み切って知名度を上げた経緯といえば

やはりこのラスト サムライである



1999年から2000年にかけて、イギリスのロイヤル・シェイクスピア・カンパニー公演『リア王』に史上初にして唯一の日本人キャストとして出演。


またキャリアを拝見すると

このように意外にもより早くから海外進出していた来歴が伺えた



生家において実兄を持ち

私生活では1990年に結婚し7年後に離婚している真田氏



この10年強ですっかり国際俳優となって日本の栄誉を背負い活躍し続ける同熟年俳優は

おそらく以下のチャートを通じて今生の大成を説明できるはずである









*****




5歳にしてスカウトされたそのキャリアの履歴




裕福な家庭に育ち、同じマンションに住んでいた高田浩吉の息子と遊んでいた所を芸能関係者にスカウトされ、幼児向け雑誌のモデルなどを経て、1965年、5歳で劇団ひまわりに入団。


このように強烈な幸運に恵まれ飛び抜けて早い芸能界デビューを実現したその経験は

各々のチャート上でどれだけ整合するか





出生時刻を「午前11時58分」とし

ラーシを射手座ラグナでナヴァムシャを蟹座ラグナと見なし

ダシャムシャが牡羊座ラグナとなった結果に対し

デビュー当時のダシャーは「木星-土星-月期」や「木星-土星-火星期」が最も早い





ラグナロードが定座したハンムサ・ヨーガにコンジャンクトする土星は「芸能」の3室支配で

やはり芸能人や俳優に好例の所見となって7室ではチャンドラ・マンガラ・ヨーガが起こる



ラグナ対3室の絡みを更に強調するのが5室12室支配の火星で

芸術や恋愛の表示体となって優れた自己表現の才能を体現しており

火星とコンジャンクトする月は「支持者」( ファン )を意味する8室の支配星である



7室でラージャ・ヨーガになった火星はラグナの木星ともまたラージャ・ヨーガを組み

強い突破力や成長性の現れになったチャンドラ・マンガラの月が8室支配であることに加え

ラグナ対7室の強烈な相互作用で吉意の影響も働いて「スカウト」の経験を与えたのである





蟹座ラグナのナヴァムシャは

「達成」の9室を支配した木星が「願望成就」の11室に住む力強い吉相で土星に絡む



こちらでも土星は「芸能」の3室に住んだ7室の支配星のため表現者としての所見を作り

土星の対向9室にはラグナロードの月が住んで名声が実るカリスマの座相を実現し

「芸能界・放送業界」を意味する水瓶座の火星が10室を支配して土星にアスペクトする



火星は機能的凶星からの余計なアスペクトが無く

対向2室で太陽が定座するために単純に容姿の良さや自営事業の成功を約束し

2室対5室10室という良好なダーナ・ヨーガが水瓶座と獅子座の軸で起こる配置は

芸能業界への優れた適性をもたらしていると言える





明確に強い配置が出来れば年齢に関係なく影響するダシャムシャも

マハーダシャーロードがまさに10室でダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガになり

そのディスポジターはちょうど土星でありそれもまた10室と3室の絡みで

土星には月が対向したり定座の火星が8室目のアスペクトを与えて時運を励起していた



10室11室支配で自己実現も促す土星が「芸能活動」の3室に住んで

月がラージャ・ヨーガになって「達成」の9室に住む底堅い吉相であったり

8室で定座したラグナロードが傷ついていないことで8室的な偶然に恵まれたようだ





更に

ラグナを水瓶座とすると11室に木星がアスペクトバックし実兄の存在を証明できるD60は

プラティアンタル・ダシャーが火星期の場合にラグナ対7室で主要ダシャーが完結していた



ラグナロード自体が水瓶座で定座のシャシャ・ヨーガとなり

日本の芸能界で通用する以上によりプロフェッショナルな地位を確約し

対向7室は獅子座であるために「アメリカで評価される」( 7室に住む11室の支配星 )のである



土星とコンジャンクトする火星がスポーツや芸能の才能を与える3室10室支配であり

土星が定座してカルマ的な自己実現が叶う最上の果報を生まれ持っていると断言できる





翻ってチャラ・ダシャーからラーシを見直すと

当然ながら大いに整合がある



そもそも双子座は月が住むため第二のラグナであるが

双子座の月と射手座の木星がジャイミニ・ラージャ・ヨーガを起こし

特に木星の方は「7室で定座したダラ・カーラカ」で千歳一隅を強調する吉相になる



そして

双子座から見た7室射手座はハンムサ・ヨーガの木星が10室も支配し

コンジャンクトした土星が9室支配のため吉意最高のダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガになり

水瓶座からでは11室目で土星とコンジャンクトした木星が射手座で定座の激烈な座相である



「5歳で劇団に入った」との履歴を照合しただけでも

出生時刻が正午直前頃であれば確実に正しい説明が成り立つ結果となった




結婚と子供の生誕




真田広之さんと手塚理美さんは1990年に結婚しました。
この時は、電撃結婚で世間がだいぶ賑わったとの話もあります。
二人が結婚に至るまでの交際期間などは明らかになっていないため分かりません。
しかし、キューピッドである時任さんと手塚さんが共演したのが1983年なので、それ以降の出会いだとすると、長くて4年程の交際期間があったのではと推測します。




1990年に氏は同郷で年齢も近い女優・手塚理美と婚約し

翌1991年に長男と1995年に次男が生まれている





氏が30歳になって間もない頃の「土星-火星-ラーフ期」が

重要な分割図においても婚約の経験を矛盾なく説明できる時期である





「結婚生活」の2室を支配する土星がラグナ( 7室から7室目で「結婚」の本質のハウス )に住み

火星が5室12室支配で恋愛の表示体になって対向7室に住む明白かつ良好な絡み方になり

土星火星の両方から見たケンドラに住む太陽がラーフのディスポジターである



太陽は9室支配で10室に住んだダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガで

射手座ラグナにとって理想的な吉相のパターンを作っている



ラーフは強い衝動をもたらす「結婚の表示体」としても働き

それがケンドラやトリコーナに住んでディスポジターも吉意のヨーガを組めば

確実に結婚などの有意な私的経験を実現させうる





蟹座ラグナのナヴァムシャも火星が「結婚生活」の8室から土星にアスペクトし

火星が4室目のアスペクトを起こす位置で定座の金星はラーフのディスポジターである



こちらも5室と7室の支配星が絡んで恋愛感情が募った電撃結婚と言える所見になり

なおかつ火星にアスペクトされる金星は定座することで「結婚の表示体」として強く働く





シャスティアムシャはナヴァムシャ以上に結婚の経験を確証づける整合があり

ラグナロードがラグナに定座する配置がそもそも婚約には決定的で

恋愛や結婚とは直接の関係が無い3室10室支配の火星に対向する7室の木星は

「私生活」( 結婚生活 )の2室に住んだラーフ( 結婚の表示体 )のディスポジターである



水瓶座ラグナにとっては火星がスポーツや恋愛等の「娯楽の表示体」になるため

木星の側が「結婚」の7室に住んでラーフが2室魚座に在ることが火星に強く影響し

交際開始から短い間でそのまま婚約に通じたという結果を描いているようだ





改めてチャラ・ダシャーでも時運を照会すると

ちょうど30歳の誕生日当日のダシャーが天秤座ラグナであり

金星は「マラヴィア・ヨーガになったアマティア・カーラカ」で

無理なく恋愛結婚の経験を指し示しており

天秤座から9室目で吉意のハウスに住んだ火星もまさに2室7室支配である



単純明快でとても端的に婚約の時運を説明できる所見になっていた





更に

「カルマの結果」を写すと定義され過去に起こった有意な事実を説明しうるD3も

このように明快に結婚の時運だった様子が示されてある



「結婚生活」の8室も支配したラグナロードの火星は「結婚」の7室からアスペクトバックし

火星にアスペクトを返される減衰の土星は復調するとともにラーフも旺盛に感化される



「しっかり色気づいていた」と表現するのは不適当かも知れないが

一個人のチャートとしては間違いなく人間関係においてその意思が強く結実する頃だった



その後







2名の男児に恵まれている





時系列の整合からすると婚約した頃にはご長男が懐妊となっていたはずで

端的で力強い絡みの起こったラーシは重ねてこの時運も証明出来ていた





ラグナ対7室で相対した土星と火星は「結婚生活」の2室と「子供」の5室の絡みで

それらからアスペクトされる太陽は「5室の結果」たる9室のラーフのディスポジターである



本当に明確で分かりやすいダシャーの整合が起きている





ナヴァムシャも

蟹座ラグナであれば火星が「子供」の5室を支配して8室から土星にアスペクトし

土星の側はまさに結婚生活そのものを意味する7室8室支配である



火星がアスペクトして絡む金星( ラーフのディスポジター )には木星がコンジャンクトし

「子供の表示体」である木星はちょうど9室も支配して7室や土星にアスペクトする



ナヴァムシャも必要十分な説明が成り立つ所見だと言える





そして

当然ながらダシャー照会を最も厳しく当て込むべきサプタムシャは

減衰の土星にアスペクトバックする火星が「パートナー」の7室に住む9室の支配星で

土星自体がラーフのディスポジターとなって火星とトリコーナの絡みも作っている



サプタムシャにおいて

9室の支配星が「婚約者」の7室でラージャ・ヨーガになってラーフと絡んだ時運は

やはり自然と子供を授かるタイミングだったと言える



続いて







次男の懐妊時期を逆算すると

非常に面白いことにご長男の時とダシャーの並び方がただ違うだけの結果だった





プラティアンタル・ダシャーの火星期は「1994年9月8日」まで続くため

上記のダシャーで間違いないと判断できるのだが

絡み方は先述した通りで至極明快な整った所見である





ナヴァムシャもすでに説明した通りの所見だ





サプタムシャも同じ所見が繰り返される



プラティアンタル・ダシャーが火星期になると

11室から木星が火星にアスペクトして更に子供の象意を増補させるので

火星に対し上位のダシャーが絡んでいれば確実に子供を授かると言える





こうして成人後のその御姿を拝見すると

特に次男の日南人氏はよく似ていることが分かる







長髪にして顎鬚を蓄えると

かつての実父の広之氏に瓜二つである





通常はラーシの5室を「本人の子供のラグナ」と見なしてチャートを読み換えるが

日南人氏は次男でありその場合7室がご本人のラグナとも考えられるため

双子座は実父・広之氏の月が住んでいることが影響して

実父に対する日南人氏の容姿の近似度を高めているのかも知れない




海外遠征以降の時運を照会する






上記のダシャーの頃に氏はイギリスに武者修行に出てシェイクスピア作品に出演している





ナヴァムシャは絡んでこそいないが

ケートゥが住むのは「職業」の10室である種の自主規制( 休職 )を意味し

ディスポジターの火星が5室も支配して8室に住むのは

「本格的な研究と実践」の経験に通じる所見であり

それも非常に高位な専門性を備える水瓶座だった



マハーダシャーロードの水星は比較的に分かりやすい配置で

芸能の表示体になった3室12室支配で「海外」の9室に住んで減衰し

例外則になりながら3室にアスペクトバックするため

9室と12室が絡む影響から「海外で自己表現( 演技 )の再考に取り組む」という転機になった





ダシャムシャはナヴァムシャよりも強く明確な時運励起の配置であり

ラグナに住んだ水星そのものがケートゥのディスポジターとなって

「キャリアが一旦は中座する」と言える状況が訪れることを説明している



ただしそれは月から見直すととても有意義な一時だった様子でもあるようで

月の10室目に住んだケートゥが「有期休職」を意味しつつも

ディスポジターの水星が月の5室目で二重にラージャ・ヨーガになり旺盛に働く



面白いことに水星が住んでいるのはイギリスのラグナとされる牡羊座で

月の5室目で二重にラージャ・ヨーガになることで「学習・実践」の経験を指し示している





シャスティアムシャも他のチャートと矛盾が無い所見で

ケートゥのディスポジターの水星は「習熟・研究」を強調する5室8室支配になり12室に住む



月から見直すと端的に明快であり

月と相対して「海外」の7室に住んだ水星は3室12室支配で学芸や自己表現の表示体になる



後にハリウッド・リポーターで「演劇プロデューサーのセルマ・ホルトに『あなたは日本人である前に俳優です』と伝えられました。それで私はロイヤル・シェイクスピア・カンパニーに入団することを決意し、その後国際的なプロジェクトを選ぶようになったのです」と明かしている。


こうした出処進退への熟慮が実を結び

上記のダシャー直後の「水星-金星期」以降は国際俳優としてスターダムへと踏み込んで行く





ラーシは

「11室でコンジャンクトするマハーとアンタルのダシャーロード」という完全無欠の配置で

プラティアンタル・ダシャーが土星期になると土星がラグナに住む特別な躍進期になり

2003年年末に公開されたラストサムライはおそらくその頃に撮影開始となったはずである





「すでに起きたこと」を説明できるドレッカナは

このように「水星-金星-土星期」がいかに特別であったかが実証できており

水星とトリコーナの絡みを作る金星にアスペクトした土星は稀有なニーチャ・バンガになる



10室11室支配の土星は「周囲から束縛や抑圧を受ける」といった8室的な象意も強いが

ラグナで一旦は減衰してしまうためむしろ10室や11室の吉意が自由に発揮できる座相で

月から7室目になったラグナで火星からアスペクトバックされてバンガが生じ

ハリウッドの超一流な水準に負けずとも劣らない底力を見せつけたということだろう





その後の時運は各々の配置から時運の興隆の動態を一応は確かめられるが

出生時刻を正午直前頃とするとダシャムシャのラグナに水星が住むことになり

2000年頃から今生で数度しかない極上の大成期が訪れたと断言できる





それはケートゥ期になっても同じであり

6室に住んだケートゥが「敵を悉く粉砕する」と言える配置で

ディスポジターの水星はラグナに住んで水星期と同じ時運が継続する





シャスティアムシャでは水星が8室を支配して12室に住むヴィーパリータで

ケートゥは8室に住んでしまうことから「自主的に海外遠征して初めて成功する」配置である



日本国内で俳優業を続けていても低迷することが不思議と自覚できていた様子で

月から見た7室目で水星がやはり3室12室支配になって俳優業を意味する配置が

結果的に海外進出に向けた立志をもたらすという影響を物語る




極致へと向かう栄光の金星期






金星期がセカンドアンタルダシャーに入って少し経った氏は

アンタルダシャーがよほど悪くない限り11室で定座する「戴冠の玉座」が栄華を与え続ける





ナヴァムシャも金星が11室で定座し全く同じで

「果報を味わう」と言える今生の極致に続く途上である





実業そのものを示すダシャムシャは金星が2室7室支配で3室に住み

今回の実績を契機に更なるキャリアの発展を試みるといった頃合いとなる





大本命のシャスティアムシャは今ある達成の光景を物語るが如くで

金星は10室で至高のダルマ・カルマ・ラージャ・ヨーガになって太陽とコンジャンクトする





この栄光は金星期があと16年も続く氏にとってはやっと「序章を終えた」程度のことだろう



日本が混迷と失望のケートゥ期に入ってからの年月を悲観してばかりいたが

日本のラーシにおいてケートゥは9室( 11室から11室目でその本質 )に住み

9室の獅子座はアメリカ合衆国を意味するため今後も日本人がアメリカで名誉に輝くはずだ



大きな朗報があればまた私見を論じてみたい



以上

閲覧数:27回0件のコメント

最新記事

すべて表示

コメント


bottom of page